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「完璧なプロンプト」って、最初から書ける? AIとチラシを作って試してみた

AIに頼むとき、最初にどこまで細かく伝えればいいのでしょうか。

講座の告知文とチラシで、二通り試しました。短い依頼から始めて、出てきたものを見ながら直す方法と、条件をまとめて新しいチャットに一度に渡す方法です。

最終的に 一括で伝えたほうが自分の好みのものができた のですが、 最初から一括で伝えるのは難しそうだなぁ…。 というのが結論です。

文章では、最終的な内容に大きな差はありませんでした

最初はChatGPTに、ひとことだけ頼みました。

AI体験講座の告知文を、300字程度で書いてください。

自然な案内文が返ってきましたが、「アイデア出し」や「日常生活での活用」など、 こちらが伝えていない講座内容も入っています。

そこで、対象者や開催条件を渡しました。 題材は、AIをほとんど使ったことがない個人事業主に、スマートフォンで仕事のメール文を作ってもらう体験講座です。

開催条件を伝えると案内が具体的になり、参加者の不安を伝えると呼びかけ方が変わりました。

やり取りをしながら最終的にできた文がコチラです。

別の新しいチャットで、条件と意図をまとめて渡した文章も作ってみましたが、 最終的な2つには、必要な情報と近い方向性の表現が入っていました。

チャットGPTに一気に渡した命令文

できた文章

私には、回答を見ながら調整する方がやりやすかったです。 ただ、日時や料金など、決まっていることは先に渡せます。ここまでは、普段の使い方を整理した、という感覚でした。

では、見た目の好みが関わる画像ならどうなるのでしょうか。次は文字入りのチラシを作ることにしました。 ※架空のイベントです。

画像生成で試す

画像の最初の依頼も短いものです。

通常チャットに「日本語の文字も入れたチラシ画像」を依頼した画面

できたもの

短い依頼だけで生成された最初の青いチラシ。日時や料金など、指定していない情報が入っている

できた画像を見て驚いたのは、書いていない「プロクラ鈴鹿校」という会場名が入っていたことです。 過去の会話からAIが判断して挿入したようです。

一方、日時、定員、料金は今回の設定と違いました。 「ノートパソコンは貸出も可能」とも書かれていますが、貸し出しはできません。

自分に関係する名前が入っていても、ほかの情報まで合っているわけではありませんでした。 この画像は、過去の情報の影響を取り除いた比較にはなっていません。

チラシを見てから、伝えることが増えました

直したい所 ・開催条件 ・主催と会場も分ける(会場はプロクラ鈴鹿校、主催はHCA、講座名は「となりのAI」) ・申し込み用のQRコードを入れる場所がない ・家庭や暮らし全般ではなく、仕事の効率化を考える事業者向けの内容 ・人物はイラストではなく写真 ・ロゴが適当に生成されたので、正式なものへ

次の生成は、上記条件に加え、正式なロゴと、実際に講座をしている画像を渡しました。 さらに全体の色もロゴの緑に合わせてもらうような命令にしました。

AIへ渡した実際の講座風景の写真

AIへ渡したHCAの正式ロゴ

渡した写真と画像

実際の講座写真とHCAロゴを反映し、緑を中心に整えたチラシ

ずいぶんとイメージが変わりました。

写真は少しぼやけていたので、自然な範囲で鮮明にするよう頼んではありました。 結果的に明るくくっきりしましたが、ホワイトボードに書いてある文字や数値も変わっていました。

つまり、写真を渡しても同じものを使用していわけでなく AIが勝手に変更を加えていることがわかります。

今回は、自分のチラシなのでこの程度ならまぁよいと判断しました。

しかしまだ、文字が気に入らない。

次に気になったのは、「となりのAI」の書体でした。太く、少し動きのある文字です。 私としては、ゴシック体にして、誠実に見せたいと思いました。

そこで「まっすぐで端正なゴシック体」「極端に太くない中太」と頼みましたが、 下の画像がそうなのですが、一度では希望どおりになりませんでした。全体的に元の雰囲気が残っています。

「となりのAI」の書体を最初に修正したチラシ

そこで、画像内にある「スマートフォンで、」という本文の文字に近づけるよう、さらに頼みました。

前より細くなり、このあたりで一度よしとしました。 画像内の本文を見本として指定し、もう一度修正したものが対話版の最終画像です。

「文字をゴシック体にして誠実に見せたい」という希望は、私の最初の条件には入っておらず 画像を見て、気になる箇所を見つけたから言葉になった条件です。

そこで、今回の条件を整理して別のチャットでチラシを生成する形で進めました。

まとまった条件を、新しいチャットに渡してみました

ここまでの条件を「講座の情報」「写真」「ロゴ」「色とデザイン」「見出し」「申し込み」と整理し、 新しい通常チャットに一度に送りました。 添付したものは「元の写真」と「正式ロゴ」のみで、先程まで作成していたチラシは渡しません。

同じ条件を新しいチャットへまとめて渡した一括依頼の画面

対話版の条件を整理し、新しいチャットで一度に渡してできたのが、次の一括版です。

同じ素材と整理した条件を新しいチャットへ一括で渡して生成したチラシ

一括版も、必要な開催情報やQR用の空欄が入り、より使えそうなものになりました。

変わったと感じた所 ・対話版では下にあったロゴが、一括版では左上に大きく置かれる ・中央には参加者の悩みが吹き出しで並んでいる 同じ素材と近い条件でも、別の構成になっています。

私の感想は、「こっちのが伝わりやすいかな?」でした。

対話版には、最初の案に引っ張られているように見える箇所もありました。 もちろん、修正時には「それ以外は維持して」とも頼んでいる箇所もあります。

結論:対話で見つけた条件を、次の案に使う

今回、一括で渡した長い依頼文は、最初から書けていたものではありません。

チラシを見て、 ・会場と主催を分けたい、 ・QRの場所が欲しい、 ・写真を使いたい、 ・ロゴの緑にそろえたい、 ・見出しは誠実に見せたい、 と考えました。そのやり取りがあったから、最後に条件をまとめられました。

こうやって比較すると、左の一括のデザインのほうが ある程度伝えるべき箇所が注目してほしいところが目立つような形になっていますが サイズがA4サイズからズレてしまっています。

今回試したことでわかったこと

・分かっている条件は、なるべく最初に渡す これによって、AIが何を目的としているのか?というところを把握しやすくなる。

・同じチャットで直し続けると、最初の案が土台として残る 別の構成も見たくなったら、そこでまとまった条件と素材を、新しいチャットに渡してみる。

・対話で一つの案を育てることと、整理できた条件でもう一度作る 一度まとめることで、自分が伝えたい情報が言語化され、その条件でさらに生成してみる。

今回試してみて、この二つを続けて使う方法が、自分の選択肢に加わりました。

この記事について相談・依頼がある方はお気軽に。

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